資格自体が超難関

日本は元々工業製品や機械類に関する技術や知識は世界的に定評がありましたが、近年では安全性や信頼性を高めるために技術職にさまざまな資格が必要になっています。また、若い世代の中には、事務や営業などの負担の少ない業務に就職したいと希望している人が増えていることもあり、技術職を目指す人も少なくなりつつあります。 こうした背景には、技術職の資格が難関であることも考えられます。元々、技術職は経験を積むことである程度技術を向上させることが出来ますし、資格が必要なかった頃にはある程度人材を確保することができていました。しかし、新たな資格試験は難関が多く、仕事を選ぶときに無資格で受けることができる事務や営業などの職種よりもハードルが高くなっています。近年、不景気の影響で就職難になっていることもあり、多くの就活生は複数の就職先を想定して活動をしています。このとき、資格を持っていなければ就職できない技術職は、どうしても本気で目指している人でなければ敬遠される傾向にあります。 とはいえ、この制度が出来たことによってさまざまなメリットが出来ました。技術職はいわばハード側の作業ですので、ミスがあったときに簡単に修正することができませんし、作業にも時間がかかります。経験豊富な技術者であれば、作業中にトラブルが生じたときにもすぐに対処できますが、未経験の技術者では作業自体がストップしてしまうこともあります。その点、技術職で難関の資格に合格した人だけが作業をするという環境下では、トラブルが生じたときにすぐに対処することが出来ます。技術力不足や経験不足を知識でカバーすることが出来ますし、商品の信頼性も向上します。海外から安価な家電製品などが流入している昨今、有資格者が製造した機器類は付加価値がつきますので、商品をアピールするときに役立ちます。今後、価格のみの競争では不利になる可能性もあることから、この制度は有益であるといえます。

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